ARG -Alternate Reality Game [代替現実ゲーム]とは

ある特定のジャンルのゲームの事を指すものではなく、現実世界とネット世界、映画作品内あるいはTVゲーム内の世界を地続きの一つの世界としてプレイヤーに認識(場合によって誤認、錯覚)させ、ストーリーをプレイヤー自身が能動的/受動的に展開していく、プレイヤー参加型のゲーム、もしくはそれに似た形式によってバイラル効果を持って展開される広告手法を総称してARGと呼ぶ。
ARGとはAlternate Reality Gameの略で、直訳するならば代替現実ゲーム。
プレイヤーはストーリーを読み解く内に、現実世界のリアルイベントや、ネット世界の架空サイトなどを体験/閲覧し、現実と虚構の境を行き来する。
その過程で、プレイヤーはまさしく物語の主人公となることができる。
 
主に米国で、新作映画やゲーム、新プロダクツなどのバイラル効果を狙った広告手法として利用されている。
※もしくは純粋に楽しむことだけが目的のゲームとして認知されている。

そのスタイルが確立されたといわれているのは、2001年のスティーブン・スピルバーグ監督作品『A.I.』の公開前のプロモーションで、当時マイクロソフトに所属していたメンバーが、映画の登場人物を使った別のプロットを用意し、その謎解きを参加者とともに進行させていくというものだった。
その新しいスタイルの体験はひとつの現象を引き起こし、その後、製作スタッフや、このARGに熱狂したファンたちを中心に、ARGを専門とするプロダクションが次々に設立された。

現在では、商業ベースとアマチュアベース両方で無数のARGが展開され、新たなARG手法を生み続けている。
今後、日本においても新たな広告手法として、大きな可能性を秘めていると言える。

ARGには、確固たるルールが存在せず、用いられるツールもWEB、映像、出版物、実在の空間(建物、町、国)、人物、イベントなどなど制限なし。あらゆるものを素材として利用できる。


【ARG事例】
・ I love beesについて


【重要なARG用語】

ラビットホール
ARGの起点。それは街中に貼られた奇妙なステッカーであったり、架空の企業WEBサイトであったり、TVのCMの中に隠された謎のメッセージであったり、リアルなイベントであったりと、色々な形をとる。そこをきっかけに、プレイヤーはARGの世界に引き込まれ、謎に満ちたストーリーを読み解き、ARGの到達点に向かって突き進んでいく。
主人公をファンタジー世界へと誘う、「不思議の国のアリス」のウサギの穴が語源。

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